今回の政治家の裏金問題は事実上終結している。
約30年前にもこのようなことがあった。
東京佐川急便事件で多数の政治家に多額の資金が流れたことが報道された。
同社の社長は特別背任罪で逮捕された。このことで大規模な事件に発展すると期待(政治家の逮捕)が高まった。
しかし巨額の資金が政治家に流れても国会議員の職務権限に関連する金銭の授受は明らかにならず政治家の贈収賄事件の摘発は全くなかった事を記憶している。
そのとき佐川側から5億円の闇献金を受領した自民党の金丸信氏が政治資金規正法違反に問われたが東京地検特捜部は事情徴収すらせず罰金20万円の略式命令でチャンチャン決着させた。
そのことに憤慨した国民(スーツ姿)の1人が検察庁の看板にペンキをかけた事件が発生したことも記憶している。また今から3年位前には東京高検の黒川検事長がかけマージャンしてこれまた略式起訴で決着。
今回の裏金問題も起訴まで持ち込めないと思っていたがまったくその通りになった。
国民の若い人達にもう少し希望を持てる国にしてほしいものだ。