私には沖縄に友人がいます。
唯一の友といっていい友が。
長年沖縄で一緒に仕事をしてきた友だ。
そのたった一人の損得勘定のない友から連絡があり
私は癌と言われたと。その一言を言ってきた。
定期的に胃カメラを飲んで検査をしていたんだがという内容だった。しかし癌が見つかったと。涙が出た。
その時の私は何とも言えない感覚になった。
ビックリしたというのが正直な思いだった。
もともと健康で体は丈夫な方だった。
しかし今私が思うに彼は早期の癌だから大丈夫。完治すると確信している。
CT画像や色々な検査をして手術や今後の方針を決めて頂くと言っていた。
私の調べた早期発見の癌は90%完治すると本に書かれている。
手術が終わって退院したら沖縄に行くことを伝えた。
お見舞い?酒を呑みに行く。
私の唯一の友は必ずよくなる。くたばってたまるか。まだ私より4つも若いのに。
琴崎八幡宮にも祈願に行った。
8月かなって言ってた。手術は。
弁当屋の経営者になって1日2,000個の弁当を売っている人間だ。
経験したことのない人は1日2,000個の弁当を売るということは想像ができないだろう。スーパーで総菜にいるおばちゃんなら少しは想像がつくかな?そんな
無茶苦茶大変なことを18年間やってきた人間だ。
そう簡単にくたばってしまうわけにはいかないだろう。
手術後は暫く仕事は休んで体力回復に努めようと考えてると言っていた。正直少々仕事もキツイとも言ってたし自分の人生を大切にしますとも言ってた。この強靭な友からそんな言葉を聞くとはとっても寂しくて辛いのだろうと思う。
涙が出る。
頑張って。
応援している。